リトルミュージカル劇場「ムッシーくんとヒュードロの森」
来園者の方から、「昭和50年代前半のムッシー君というキャラクターの資料がないですか?」とのご質問がありました。
私は、恥ずかしながら聞いたことがありませんでした・・・(お主、まだよのぅー)
早速調べて見たところ、「向ヶ丘遊園小史」に少々掲載されていましたので、その部分を抜粋掲載させていただきます。
また、来園者の方から写真も2枚ご提供いただきました。
ありがとうございました。
ムッシーくんとヒュードロの森」は、昭和52年3月にオープンしたリトルミュージカル劇場です。
これは我が国で初めてのコンピュータ制御による全自動人形劇で、当時アメリカのディズニーランドで
好評を博していたオーディオアニマトロニクスからヒントを得て、会社と乃村工芸社が共同で開発したものです。
このシステムの特徴は、電子技術をフルに生かした自動制御方式の演出です。
さまざまな演出プログラムに音響、照明、動作装置の各種効果を組み合わせて総合演出の自動化を可能にしました。
また、人形の表情などのこまかい動作も、圧縮空気のコントロールを基本原理とした流体制御装置と
呼ばれる特殊な機構により、自由自在に、自然な動きで表現できました。
このシステムに加え、キャラクターデザインを児童文学作家、岡本颯子氏が担当して、ムーシーくんな
どの独創的な人気キャラクターを生みました。
また、音楽はいずみたく氏が担当、オリジナル曲「森の仲間達」「おばけのうた」などを作曲し、劇を一
層楽しいものにしました。
遊園では、このミュージカル童話劇場をテーマとした販促キャンペーンを、コカコーラ、フジフィルム、
サントリーなどの協賛により実施し、同劇場はヤングファミリー、幼稚園団体などの誘客商品として
遊園の業績向上に大いに貢献しました。
なお、53年には一部演出を変更し、「テレシーくんとなぞのUFO」として上演、同様に好評を博しています。
向ヶ丘遊園小史より
日本で初めてのコンピュータ制御全自動人形劇・岡本颯子氏・いずみたく氏、すごいアトラクションだったのですね!!
開演中の舞台の様子です。
ここが、ヒュードロの森ですね。ムッシーくんは、何処でしょうか?
開演前の舞台の様子です。
開演をを待つ、親子の姿・・・いいですねー。