大観覧車のお話


大観覧車は、昭和51年9月に遊園の「亀の子山」に設置されました。

「亀の小山」には以前から観覧車があり、大観覧車は遊園の二代目の観覧車となります。

「亀の子山」は海抜150mの高さがあり、直径が50mある観覧車が最高点に達すると、その高さは200mにもなりました。

当時は、日本一を誇った大観覧車です。

多摩川を眼下に遠くには新宿の高層ビル、よく見ると遠くには、東京タワーの姿も見ることができました。

当時は、多摩川丘陵の連なりの彼方に富士山が見れる大展望が評判でした。

しかしながら、4年後によみうりランドに高さ62mの観覧車ができて日本一の座を奪われてしまいます。

でも、この大観覧車は雄姿は、閉園までの間、遊園のシンボルとして最後まで堂々と、君臨していました。

【諸元】

回転直径:50メートル
搬器:4人乗り 36台
一回転所要時間:12分
最高点:60メートル

大観覧車のゴンドラは、前は赤色一色でした。
ちょっと前の写真を見ると、確かに赤一色ですね!
下の写真は、1993年の写真です。

歴史館に飾ってあったパネルより

右の白黒写真は、遊園一代目の観覧車の写真です。

大観覧車とほぼ同じの「亀の小山」にありました。

色々、記録を調べたのですが、いつ設置
されたか記録が見つかりませんでした。

古いパンフレットを見ても、昭和35年には掲載がなく、
昭和40年には掲載があることから、その間の設置は間違いありません。

上の写真は、閉園後に大観覧車が撤去途中の写真です。支柱だけが残っています。
その後、大観覧車がどこかに移設されたのか、廃棄処分とされたかは、不明です。

大観覧車、長い間ありがとう!